2018年04月12日

コープ 立山連峰の水

以前この水を試していて、良い感じの味わいになったので
お客様にもおすすめしていました。
それから数年経ってもう一度この水の「良さ」を感じて
みようと改めて試してみました。
数年の月日がそう感じさせたのか、それとも焼き方を変え
たからなのか、以前の様な際立った印象が感じられません
でした。
特に問題があるという訳ではなく、通常の水道水(生駒の
水を浄水器に通した水)との差があまり感じなかったと
いうことです。
細かい所では、水を飲んだ後口に僅かにコクがある事と
コーヒーの酸味を和らげること、そして味わいの輪郭が
はっきりして香りが増した感じがすること。
酸味が和らぐ事は良いのですが、輪郭がはっきりする事
で「まったり感」が削れてシャープになったり、苦味の
存在感が増したりと「好み」がはっきりする印象になった
ように感じます。
中煎り位の焼き加減のコーヒー豆で酸味を強調したくない
方におすすめかな?。
軟水としては硬度73と高めなのですが、食塩相当量が
「0」なので、甘さとコクが引き出せないのでは?なん
て事を考えてしまいます。
興味のある方は是非。
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2018年03月28日

キリン アルカリイオンの水

今回試した水は「キリン アルカリイオンの水」です。
「水」自体の味わいは、滑らかで澄んだ味ながら適度な
踏ん張りと柔らかな甘さがありました。
この適度な踏ん張りと甘さが、後に説明するコーヒー、
紅茶の味わいに深く影響していると感じています。

コーヒー・キレイな味わいの中に全てのコーヒーの要素が
     バランス良く引き出される印象。甘味、酸味、
     苦味、香り、これらがある程度の厚みを持ち存
     在感を出しながら全体的な味を構成している。
     あと、抽出中やカップの香りが心地よく素直に
     届く印象。簡単に言うと「嗅ごうとしなくても
     香る」そんな感じです。
     アルカリ性の水の特徴なのか、それともこの
     水の特徴か?。
     深煎りコーヒーでは、香りの特徴が特に出ず
     元々の香ばしさが少し穏やかになった感じが
     する。味も同様に角が少なくなった印象。
     温度が下がってくると味わいの深みが増し存
     在感が「グッ」と増す。

紅茶、お茶・・緑茶の香り立ちはコーヒー同様心地よく
       素直に届く印象。熱いと味わい自体に大き
       な特徴は出ないが冷めてくるとコーヒー
       同様に味わいが「グッ」と増す。

総括として、この水は「冷やす」飲み物か「ぬるい」状態
が面白い。アイスティーやアイスコーヒー用の水として使
うと後口の力強い味わいと甘味が増す。アイスコーヒー
でもホット同様に甘味、酸味、苦味、香りの全ての要素が
しっかりとした味わいの中でバランスよく楽しめる。
これからの時期におすすめかも!。

ナトリウム含有量 
100mあたり1.0mg(食塩相当量0.003g) 
硬度・・55mg/l ph8.8〜9.4 (アルカリ性)
カルシウム・・15mg  マグネシウム・・0.43mg  
カリウム・・0.12mg

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2018年03月19日

伊藤園 島根 磨かれて、澄みきった 日本の水 第2弾

今回はコーヒーとの相性をまとめました。前回「あまり
相性が良くない」と書きました。深煎りコーヒーでの
味わいに酸味が少なくなる特徴が出ましたが、個性が
逆に強すぎる印象も出るので「良くない」としました。
やはりバランスは大事です!。

水・・・口当たりは澄んだ滑らかさはあるが、カルシウム
    含有量が影響しているのか?やや渋さが残る。
コーヒー・豆の味が強く引き出されている。ダイレクトな
     豆の味わいが口当たりに広がり、水だけの印象
     と同じくやや後口に渋さを感じる。
     全体的に味の硬さを感じ、角が目立つためか
     苦味と香ばしさの印象がはっきりとしている。
     硬度83mgの割には全体的なコクの深さや
     余韻の甘味そして、まったり感が少なく感じ
     る。(マイルドブレンド使用)
     フルシティーの豆(シエラネバダフルシティ)
     でも、やはり味に立体感が少なく甘味が増す
     印象はない。
     しかしマイルドブレンド同様に「存在感」は
     強くなるので深煎りコーヒーの苦味や香ばし
     さが明確になる。それと同時にやはり渋さが
     印象的。冷めてくるとその渋さも苦さも穏やか
     になりコクと甘さが余韻に広がる。
     ただ一点、「シエラネバダ」はフルシティー
     でもほのかな酸味を感じるコーヒーなのですが
     その酸味がほぼ感じずに飲めました。
     酸味を苦手とし、深煎りのコーヒーが好きで
     存在感の強い味わいを求める方にはおすすめ
     かな?。
ナトリウム含有量 100mlあたり1.3mg
         (食塩相当量0.003g) 
硬度・・83mg/l ph7.7(中性)
カルシウム・・3.2mg  マグネシウム・・0.08mg 
カリウム・・0.12mg

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2018年03月17日

伊藤園 島根 磨かれて、澄みきった 日本の水

名前が長い!
今回ご紹介するお水です。
いつもコーヒーとの相性からなのですが、今回は「お茶」
での実験結果からお伝えしたいと思います。
いろいろ試しましたが緑茶との相性が一番印象的でした。
口当たりの存在感が特に増す感じはない。しかし、後口と
余韻に広がる茶葉の香りと甘やかさは、普通のお茶が
まるで「新茶」になったかのような味わいと存在感と甘味
を感じさせてくれました。この結果には少し驚きました。
そう、伊藤園と言えば「お〜〜い〇茶」ですよね。
しかし、この水を使っているかは不明ですけど・・・。

硬度が83mgと軟水としては高めなのでコーヒーとの
相性の良さを期待していたのですが、正直コーヒー向き
ではありませんでした。
今まで「硬度80mg位の水はコーヒーを美味しくする」
と言っていたのですが、今回の実験でそれが言えなくなっ
てしまいました。やや困惑・・・。
その原因は何なのか?
いくつかの原因が考えられるのですが、その話はまた
今度。
次回はコーヒーとの相性と水そのものの味わいについて
書こうと思います。

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2018年03月10日

奥大山の天然水

今回は「奥大山の天然水」を試してみました。
結果としてはこんな感じです。

使用したコーヒー「マイルド ブレンド」。
水・・・いい意味で何の変哲も無い柔らかな水。
    口当たりに甘さも癖もない。

コーヒー・コクが増す印象は特にない。
     そして全体的に味の印象はシャープに感じる。
     苦味も味わいも感じるが切れる。
     冷めると酸味ははっきりと増すが、コクと
     深み、余韻が増す印象ではない。
     普通の水で作った時と変わらず味わいを
     感じるがやはり切れる。
     きっりとした印象のコーヒーがお好きな方
     にはおすすめかな?
    (追加、3月12日)
     深煎りのコーヒーとの相性は良いかも?
     素直な味わいになって角が取れる。
     いい意味で、きりっとしたキレる味わいが
     深煎りコーヒーを滑らかな印象に変えてく
     れる。冷めた時のバランスも良く、甘さと
     フレーバーが活きていた。

紅茶、お茶・・お茶との相性は良い。香りも甘味もどちら
       も引き出され、特に後口の甘みを含んだ
       余韻と味わいは香りと一緒に豊かに広が
       る。そして、とにかく味が素直。

今回ご紹介した水は、コーヒーよりお茶の方がおすすめと
感じました。
そして前回紹介した「ゆあさの水」との比較でずっと気に
なっていた事を自分なりに調べてみました。
そのお話はまた今度・・・。

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2018年03月01日

和歌山県 ゆあさの水

久しぶりに「水」のお話。
今回は「和歌山県 ゆあさの水」です。
<水情報>
硬度15の滑らかな軟水でペーハー9.5のアルカリ水。
紀州長峰山系地層200メートルよりくみ上げ。
非加熱、UF膜ろ過
味・・・口当たりに柔らかな甘味、癖がなく、舌触りも
    滑らか。
コーヒー(ルワンダ ブルボン)を抽出。
     口当たりに焼かれた香ばしさが広がる。
     余韻の甘味とコクは適度な口当たりの苦味の
     後に広がる。持続力もしっかり有り、のどの
     奥に深く広がる。
     冷めても嫌みな酸味はなく、ほのかに感じた
     酸味の後、甘さとコクに変わり、のどの奥へ
     と続く。
硬度が15と数値の低い軟水にも関わらず、ルワンダの
深いコクと甘味をしっかりと引き出し、味わいの軸とし
て存在感があり、香ばしさと適度な苦味も嫌みがなく
キレも良い。
よく売っている商品なので興味のある方は試し下さい。

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紅茶、お茶の抽出(3月5日に追加)
お茶の甘さの引き出しが弱く、全体的に角がある。
しかし、ある意味で紅茶の場合「ワンランク」と言うか
「滋味深い」別の紅茶になったような味わい。大袈裟に
言うと普通のセイロンティーがダージリンになったよう
な。緑茶ではそんな感じは無く、さっぱりした印象。
やはり甘さが少ないのが原因かな?
posted by mamemundo at 02:44| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする