「苦いコーヒー」を出すコーヒー屋さんが
大阪にあります。
とにかく「苦い」。
当店にも、もちろん「苦味」の強いコーヒー豆は
ありますが、このコーヒーを飲んだ時、自分の作る
苦味コーヒーがいかに保守的であると実感した
と同時に「この苦味のニーズあるか?」と疑問も
湧きました。
そんな疑問を持ちながら飲み進めていると後口に
何やら「フッ」と甘い香りが一瞬広がるのです。
「バニラ香」です。
しっかり焼きこむ事で生まれるバニリンの影響だと
思いますが、強い苦味の中にちゃんと存在する輪郭の
ある味わいに一瞬広がる甘い香りが良いアクセントに
なっている。
と言っても感じる感じないに「か・な・り」個人差が
あると思います。
他では味わえない唯一無二の存在感には只々ビックリ
です。
このコーヒーに関わらず、深煎りのコーヒーを飲んだ時
後口の甘い香りに注目してみて下さい。
バニラ、バナナ、チョコレート、などなど。
化学変化がもたらす複雑な味わいと香りは、コーヒーの
魅力そのものですね。
2021年05月19日
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