常連のお客様の奥様がお亡くなりになられました。
ご主人様からそんなお話をお伺いした時、かける言葉が
出てきませんでした。
月並みと言うか看病後の落胆で気持ちが沈んでしまわ
ないようにと、そのお客様の今後を案じる言葉をかける
のが精一杯で。
しかしその後お客様から
「俺の淹れるコーヒーが好きでな」
「素材がええからや」
そんな一言を言って頂き、恐縮と嬉しさと寂しさが入り
混じったような気持ちでした。
くしくも昨日アップしたマンガでは時代を映した極端な
話として描きましたが、決して極端な話ではなく、ただ
相手に対しての思いやりを形にしたかどうかだけなんで
すよね。
手作りのコーヒーはそんな思いを伝える事の出来る
とても身近な存在で、お互いがほんの少しの優しさと
余裕を持って接することで、思わぬ魔力を引き出すの
かもしれません。
コーヒーの作りてとして、そして夫として考えさせられ
た1日でした。
心からご冥福をお祈りいたします。
2018年01月28日
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