最近コーヒー業界では「第3の波」と称したコーヒー販売のスタイルが
賑わいを見せていますが、過去にはコーヒーそのものの伝播にかかわる
ビッグウェーブが起こっていたようです。
その普及の裏には良くも悪くも政治的な駆け引きや混乱がいろいろあった
ようで、この時期はまさに「コーヒー受難期」。
人々を魅了し広がってゆくコーヒーに時の権力者や一部の回教徒達が恐れ
弾圧を試みます。
しかし、その弾圧に反対する者や正当性を主張する者の働きによって
コーヒーは人々に解放されます。
この時期にはそんな事が、度々繰り返されたようです。
そんな「善と悪」とを繰り返しながら人々の生活になくてはならない存在に
なっていったようです。
コーヒーが「魅惑的な飲み物」と言われる由縁でしょうか。
< 補足 >
今回は、15世紀から17世紀に広がったコーヒーハウスについて描きました。
この当時「賢者の学校」と呼ばれ政治、社会、宗教などさまざまな情報交換の場として
とても賑わっていたそうです。
色んな情報が入ってきて知識レベルが上がるとろから「賢者の学校」と呼ばれたんで
しょうね。ただ、その自由な議論が仇となって「コーヒー禁止令」などの弾圧に
繋がっていくのです。
そう言えば、今でも喫茶店やバーなど飲食店でのこの様な内容の話は御法度だったり
しますよね。
それだけ身近で、不特定多数の人が利用するがゆえに影響力が多きいんですよね。
どこでどんな人が聞いているか、分かりませんから・・・。
まぁ〜そんなややこしい時代を乗り切る立役者として登場するのが
「アブダル カディー」。1587年に「コーヒー由来書」を著作。
「コーヒーは健全な飲み物だ!」と訴えて、理解を求めていったそうです。
2015年06月24日
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